関節リウマチ・膠原病

関節リウマチの診断

関節リウマチは、文字通り、関節の疾患です。
関節リウマチで主に罹患する関節は、手指関節や手関節ですので、整形外科を受診されることが多いと思います。

診察やレントゲン写真をもとに診断を行い、関節リウマチの可能性が高いと判断した時には、採血検査(CRP、リウマトイド因子、抗CCP抗体と抗核抗体など)を行い、2010年に米国リウマチ学会と欧州リウマチ学会が作成した診断基準を満たせば関節リウマチと診断します。

関節リウマチの治療

関節リウマチは、近年、大きく治療方針が変わった疾患です。
詳しくはブログの【関節リウマチについて】をご参照ください。

関節リウマチは、以前は整形外科でも治療をしておりましたが、最近では整形外科ではなく、リウマチ・膠原病内科で治療をすることが多くなってきました。
その一因は、関節リウマチの治療の主体が生物学的製剤に代わり、肺炎などの合併症が起きやすくなり、場合により入院対応をせざるを得ないケースが増えてきたことが挙げられます。

エメラルド整形外科疼痛クリニックでも、関節リウマチの患者様は基本的にはリウマチ・膠原病内科をご紹介していおりますが、状況によっては漢方薬による治療を行っています。

膠原病の診断

膠原病は、自己免疫疾患で、免疫が誤って自分の身体を攻撃してしまう疾患です。
有名な膠原病には、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症、シェーグレン症候群、皮膚筋炎、混合性結合組織病などがあります。

診察や病歴などから膠原病の可能性があると考えた際には、自己抗体の採血検査を行います。
自己抗体が陽性であれば膠原病の可能性が高いため、リウマチ・膠原病内科をご紹介します。