【骨粗鬆症】第16話:骨粗鬆症のガイドラインの長所・短所

これからは、日本の「骨粗鬆症のガイドライン」についてご説明します。

日本では、2015年に「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」が作成されました。
2024年4月現在、このガイドラインより新しいものはないので、これが最新版となります。

このガイドラインには、優れた点があります。
それは、
・エビデンス(証拠のようなものです)に基づいて薬の有効性を明示したこと
です。

この点については後述しますが、実に約40ぺージに渡り、薬の説明がされています。
しかし、残念なことがあります。

それは、
・食事に関しては、わずか2ページ
・運動に関しても、わずか2ページ
しか記載されなかったことです。

以前にお伝えしように、骨粗鬆症は「生活習慣病」です。
そのため、食事や運動などの日常生活は非常に大事であるにも関わらず、わずか2ぺージづつしか記載がありません。

これでは、
・ガイドラインを参考にして生活習慣を改善しようと思っても、どうしたら良いかわからない
となってしまいます。

また、同じく「生活習慣病」である、
・高血圧
・糖尿病
などは病院で各種の指導をすることで保険算定ができます。

しかし、骨粗鬆症にはそのような保険算定はありません。
これは、骨粗鬆症の治療が進まない理由の1つとなるでしょう。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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