新型コロナウイルスによる甚大な影響が続いている現在、世界中で多くの方に心の影響が出ていることが推察されます。
そのため、心のケアが急務となっています。
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、新型コロナウイルス禍に対する際策の1つとして、瞑想をお勧めしています。
現状
パンデミック状態となった後でも、世界中で新型コロナウイルスによる感染が拡大しています。
それに伴い、海外では都市封鎖(ロックダウン)、日本では緊急事態宣言が出されていますが、以前、収束の兆しは見えない状況です。
以前は高齢者に多いと言われていた重症化も若年者でも発生していることが報告されています。
このように新型コロナウイルス自体による危険性が高いことに加え、営業不振のため会社によっては倒産や従業員の大量解雇などが行われ始め、社会生活に大きな影響が出始めています。
そして、この傾向は今後さらに増悪することが予想されています。
現在、必要なもう一つの治療・・・心のケア
このような状態であるため、新型コロナウイルスの治療はもちろん、感染拡大を阻止することは最も重要なことです。
しかし、もう一つ、必要な治療があります。
それが、
・心のケア
です。
心のケアの1つ・・・瞑想
このような背景からエメラルド整形外科疼痛クリニックでは、心のケアの1つとして瞑想をおすすめします。
瞑想というと、宗教的な要素が強いと思われがちですが、現在、世界では瞑想の良さが広く知られるようになり、アップル社やグーグル社などでも瞑想が取り入れられています。
瞑想の種類
瞑想にはたくさんの種類がありますが、
・Focus attention瞑想(集中する瞑想)
・マインドフルネス瞑想やヴィパッサナー瞑想などのOpen monitoring瞑想(心に浮かぶ雑念をモニタリングする瞑想、自分の思考を客観的に観察する瞑想)
をおおすすめします。
Travis et al. Consciousness and Cognition, 2010.を改変
証明されている瞑想の効果
以前は、瞑想で得られるものはない、という考えもありましたが、
現在では、
・ストレス後の炎症反応を小さくするとができる (Rosenkranz et al. Brain Behav Immun, 2013.)
・ストレス反応を低減することができる (Rosenkranz et al. Psychoneuroimmunology, 2016.)
・ビジランス(持続的な注意力)を向上することができる (Katherine et al. Psychological Science, 2010.)
・マインドフルネストレーニングは、ワーキングメモリを増加させ、大学院の入試テストの得点が30%上昇させる (Mrazek et al. Psychological Science, 2013.)
・マインドフルネス・ストレス低減法 (MBSR)で有意に向上度が改善する(Goldberg et al. Psychological Assessment, 2016.)
・マインドフルネスの集中トレーニングにより、炎症性サイトカインであるIL-6が有意に低値になる(Creswell et al. Biological Psychiatry, 2016.)
など、有効性が多く報告されています。
また、瞑想の種類により効果は異なることも示されています (Lumma et al. International J Psychophysiology, 2015.)
瞑想と最新医学を融合した新しい瞑想法を開発
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、瞑想に脳波ニューロフィードバックという最新医学を融合した新しい瞑想法(エメラルド両極瞑想法)を開発し、瞑想の状態を科学的に客観的に解析することが可能となりました。
これにより、実際に行った瞑想がどのような状態であったかを、すぐに直視下で確認することができ、科学的・客観的に解析した瞑想結果をすぐにフィードバックすることができます。
これにより、これらの最新技術を用いない場合と比較し、
・より効率的に
・より効率よく
瞑想を行うことが可能になると考えています。
脳波ニューロフィードバック技術で3D表示左:安静時、右:瞑想時(ベータ波が低下している)
健康保険で診療いたします
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、
・新型コロナウイルスによる心のケア
・痛み(慢性疼痛)の治療法
の1つとして瞑想を行う場合には、健康保険で対応しています。
(パフォーマンスを向上を目的として瞑想を行う場合には、自由診療となります)
瞑想についてご興味がある方、瞑想を試してみたい方は、クリニック(TEL:011-738-0011)までご連絡ください。