【漢方薬】第21話:「証」について:①「証」の判定はかなり難しい

東洋医学独自の「証」についてお伝えします。

①「証」の判定はかなり難しい
「証」とは、「その人の現在の状態」のことで、西洋医学でいう病名のようなものです。
この「証」がわからなければ、その先にある漢方薬の選択ができませんので、「証」を判定することは非常に大切です。

ですが、この「証」を判定することは専門家でも非常に難しいと言われています。
それこそ、「先輩に丁稚奉公して何年も修行しなければわからない。」そう書いてある本もあります。

本当にそうでしょうか?
僕も、確かに「証」を判定することはかなり難しいことだと思います。

「その人にベストマッチした1つの証を決め、その証にベストマッチした漢方薬を1つ選択し、そのたった1つの漢方薬でたちどころに良くなってしまう」これができれば究極の医療でしょう。

ですが、この究極の医療をできる人はいるのでしょうか?
僕の答えは、少なくとも僕にはできないです。

では、先輩に丁稚奉公して何年も修行すればできるようになるのでしょうか?
僕の私見では、それでもできないと思います。

大家の漢方医ならできるのでしょうか?
また僕の私見ですが、大家の漢方医でもできないと思います。

「いや違う、我々の流派の漢方医ならできる」そういう大家の先生もいるかもしれません。
もし仮にそうだとしても、漢方薬がそのように一子相伝のようなものであるならば、今後、漢方薬は廃れていく一方でしょう。
この情報化社会の時代、たくさんの人に広くわかりやすく使ってもらえてこそ価値があると僕は思いますが、いかがでしょうか? 


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区で麻生駅に近接し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
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骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
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