日本ではあまりバイオフィードバックは知られていませんが、世界では既に行われており、エビデンスも報告されています。
バイオフィードバックに関するエビデンスで最も有名な書籍が、『Evidence-baced practice in Biofeedback & Neurofeedback 3rd Edition』です。
エビデンスにランク
『Evidence-baced practice in Biofeedback & Neurofeedback 3rd Edition』では、最もエビデンスが高い状態をLevel 5、最も低い状態をLevel 1とランク付けしています。
- Level 5:有効かつ明確 (Efficacious and Specific)
- Level 4:有効 (Efficacious)
- Level 3:おそらく有効 (Probably Efficacious)
- Level 2:ひょっとすると有効 (Possibly Efficacious)
- Level 1:経験的には推奨できない (Not Empirically Supported)
疾患に対するランク
『Evidence-baced practice in Biofeedback & Neurofeedback 3rd Edition』は、以下のように疾患に対してランクをつけています。
- 慢性疼痛は、Level 4
- 腰痛は、Level 3
- 変形性関節症は、Level 3
- パフォーマンス向上は、Level 3
つまり、整形外科で治療を行う疾患である慢性疼痛・腰痛・変形性関節症にはバイオフィードバックが有効であるということになります。