へバーデン結節について
「指の関節が腫れて痛い」という症状は、多くはへバーデン結節が原因です。
病院に行っても「年齢の影響だから仕方ない」と医者に言われて痛み止めを処方されて終了になった方は、かなり多いのではないでしょうか。
実は、へバーデン結節は漢方薬が良く効きます。
実際、エメラルド整形外科疼痛クリニックではへバーデン結節の患者様に対して漢方薬で積極的に治療しており、多くの方の症状が改善しています。
へバーデン結節におすすめの3つの漢方薬
漢方薬は通常、「多くの漢方薬が効くけれど、特にこの漢方薬が効く」ということが多いのですが、へバーデン結節の場合はそうではなく、「多くの漢方薬はほとんど効かないけれど、ごく一部の漢方薬がかなり効く」という状態です。
それが、桂枝加朮附湯、麻杏薏甘湯、大防風湯であり、特に桂枝加朮附湯がおすすめです。
桂枝加朮附湯が極めて有効
へバーデン結節に桂枝加朮附湯は極めて有効です。
ほぼ桂枝加朮附湯の一択といってもよいくらい、かなり良く効きます。
そのため、へバーデン結節にお困りの方には、まずは桂枝加朮附湯をお勧めします。
かなりの虚証から実証まで使用可能で、特に副作用もないので安心して使用できます。
まさしく、桂枝加朮附湯は手指の特効薬です。
2番目におすすめなのは、麻杏薏甘湯
へバーデン結節に2番目におすすめする漢方薬は、麻杏薏甘湯です。
麻杏薏甘湯は、関節リウマチ(東洋医学では風湿といいます)に効く漢方薬です。
関節リウマチは、手指に症状が出やすいように、麻杏薏甘湯は手指の変形性関節症であるへバーデン結節にも有効です。
しかし、良くなる確率は、桂枝加朮附湯には劣ることが多いため、桂枝加朮附湯が効かなかった方に対しておすすめします。
3番目におすすめなのは、大防風湯
へバーデン結節に3番目におすすめする漢方薬は、大防風湯です。
大防風湯は、かなり体調が悪い+寒証の方の症状を改善する漢方薬ですが、意外にへバーデン結節にも効ききます。
しかし、良くなる確率は、桂枝加朮附湯や麻杏薏甘湯には劣るため、これらが効かなかった方に対しておすすめです。
まとめ
整形外科専門医による「へバーデン結節」におすすめの3つの漢方薬による治療
①桂枝加朮附湯
②麻杏薏甘湯
③大防風湯
お悩み相談室:へバーデン結節におすすめの治療法
下記のサイトでは、漢方薬を含めたへバーデン結節のおすすめの治療法について解説しています。
エメラルド整形外科疼痛クリニック
札幌市北区麻生に位置し、多彩な独自の治療法で痛みを治療する整形外科クリニック
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書籍『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』
書籍『骨粗鬆症真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』が、『ホームドクター』や『HO(ほ)』で有名なぶらんとマガジン社から2023年11月11日に発行されます。
内容としては、
・骨粗鬆症を治療する理由
・骨粗鬆症の最新治療の内容
・骨粗鬆症の本当の原因:牛乳や動物性タンパク質の取りすぎ、日光浴不足
・カルシウム神話の誤り:カルシウムを多く摂取しても骨折する
・骨粗鬆症のに対する適切な食事
・骨粗鬆症に対する適切な運動
・健康になるための心拍数などを基準にした運動基準
などについて記載していますので、骨粗鬆症の方にも、骨粗鬆症でない方にも大いに参考になる書籍と自負しています。