漢方薬には副作用はあるのでしょうか?
答えは、「漢方薬にも副作用はあります」です。
ただし、西洋医学の薬と比較して、副作用は少ない印象があります。
この理由は漢方薬の作られ方にあります。
前にもお伝えしたように、漢方薬は生薬を数種類混ぜて作られます。
生薬の中には、副作用を緩和あるいは中和する作用があるものがあります。
そしてこれら副作用を抑える生薬が多くの漢方薬にあらかじめ含まれています。
具体的には、「甘草」や「生姜」が副作用を抑える働きがあり、各種の漢方薬に含まれています。
●偽性アルドステロン症
ここでもう1つ重要な副作用があります。
「偽性アルドステロン症」という病気のことです。
この病気をわかりやすくいうと、アルドステロンというホルモンの分泌が多くないにもかかわらず、アルドステロンが多く分泌されているような状態になることです。
具体的な症状としては、高ナトリウム血症、低カリウム血症、浮腫、高血圧などが出現します。
生薬の1つである「甘草」に含まれるグリチルリチンという成分が原因と考えられています。
ですから「甘草」が多く含まれている漢方薬には注意が必要です。
こむら返りによく効くといわれている芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が最も含まれる「甘草」の量が多いため、特に注意が必要です。
しかし、漢方薬の副作用については、「証」の判断を誤り適切でない漢方薬を使ってしまった場合に多いといわれております。
院長の経験でも、偽性アルドステロン症などの副作用は極めて稀です。
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