東洋医学独自の「証」の判定についての続きです。
●「証」の判定:③「証」は相反する2つで構成される
東洋の思想では、光と影のように、相反する2つのものが世界を作っている、と考えています。
光であれば陽。
影であれば陰。
いわゆる陰陽です。
東洋の思想から生まれた東洋医学もこの概念の影響を受けています。
ですから、「証」もまた、「虚・実、寒・熱、表・裏」という2つの相反する状態からできています。
そして、これらが組みあわされて存在しています。
具体的には、表と寒が共存していることがあり、「表寒」といいます。
そして、これらの他、「気・血・水」という概念があります。
これらを正確に記載するとかなりわかりづらいため、ややニュアンスが異なる部分もあるかと思いますが、わかりやすくご紹介していきます。
また、日本で発達した日本漢方と、中国で発達した中医学はやや異なりますが、僕は中医学よりです。
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