東洋医学独自の「証」の判定についての続きです。
●「証」の判定:④「実証」と「虚証」
「実証」とは、患者が元気である状態をいいます。
例えば、生来、丈夫で体格も良い状態などです。
また、これとは別に、病気の程度が強い状態のこともいいます。
例えば、高熱が出ている状態などです。
「虚証」は反対に患者が元気ない状態をいいます。
例えば、生来、あまり丈夫でなく、痩せている状態などです。
病気の程度が弱い状態のこともいいます。
ここで1つ、重要な注意点があります。
それは、
・「実証」に使われる漢方薬はどれも強力ですので、「実証」にしか使ってはいけない
ということです。
間違って「虚証」の人に「実証」の薬を使ってしまうと、胃痛などの副作用が出やすくなるだけでなく、体調が悪化することが多いので、決して使わないでください。
これが漢方薬を使う際に最も大切なことです。
もう一度言います。
「虚証」であると判断したときは、決して「実証」用の漢方薬を使わないでください!
反対に「実証」の人に「虚証」用の薬を使うことは可能ですが、そもそも「虚証」用の薬は効果が弱いため、あまり効きません。
●「証」の判定:⑤「寒証」と「熱証」、「表裏」
「寒証」は、本人が寒いと言っている状態をいいます。
また、症状が寒いと増悪する状態もそうです。
ただ、手足が冷えていても、本人が寒くないと言えば、「寒証」ではありません。
「熱証」は、反対に本人が熱いと言っている状態をいいます。
また、症状が熱いと増悪する状態もそうです。
●「証」の判定:⑥「表証と裏証」
「表証」は、体表部に症状がある状態をいいます。
あるいは、急性期、病気の初期もそうです。
整形外科領域である「四肢」は、基本的には「表証」になります。
「裏証」は、反対に身体の深部に症状がある状態をいいます。
あるいは、慢性期もそうです。
内臓は基本的には「裏証」になります。
エメラルド整形外科疼痛クリニック
札幌市北区で麻生駅に近接し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法(漢方薬、バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
・骨粗鬆症:『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・LINEを積極的に活用
・メールマガジン登録
外来のご案内
・初診・新患の方へ
・診療時間・受付時間
・外来の混雑状況
骨粗鬆症
・骨粗鬆症の真実
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』
・『骨の健康チェック』
・『骨粗鬆症打開プロジェクト』
・お勧めする骨粗鬆症の専門書
・最も深刻な現実