筋肉量測定・体脂肪量・水分量の測定は、2025年4月中旬より稼働予定です。
筋肉量や体脂肪量を測定することが可能な体成分分析装置
現在、体脂肪量を測定する家庭用機器が家電量販店などで販売されていることは、ご存知のとおりです。しかし、これらの機器はかなり簡易的であり、測定の精度には大きな疑問があります。
これに対し、医療機関やジムには、より大型で各種の測定ができる体成分分析装置が常設されていることがあります。
これらの機器は家庭用機器と比較し、精度が高いことに加え、様々な測定を行うことが可能であり、身体について有用な情報が得られます。
大型の体成分分析装置の特徴
精度が高い
家庭用機器でも、体全体に加えて部分の筋肉量や体脂肪量を測定することはできます。
しかし、重要なことは精度です。
大型の体成分分析装置は、5~3000kHzの多周波数を用いて、長さと断面積の異なる右腕・左腕・体幹・右脚・左脚を分けて直接測定するDSA-BIA (Direct Segmental Multi-frequency Bioelectrical Impedance Analysis)技術に加え、SMFIM (Simultaneous Multi-frequency Impedence Measurement)技術を使用することにより、短時間で精度の高い測定が可能です。
筋肉均衡
大型の体成分分析装置は、上半身や下半身の筋肉量を測定することにより、上半身均衡・下半身均衡・上下均衡を評価することができます。
骨格筋指数 (SMI)
骨格筋指数 (SMI)は、四肢骨格筋量と身長から計算が可能で、サルコペニア(筋肉量が低下した状態)の診断に使用します。
大型の体成分分析装置は、骨格筋指数の測定が可能です。
位相角 (Phase Angle)
位相角 (Phase Angle)は、筋肉の質を測定できる手法で、近年、大いに注目を集めています。
大型の体成分分析装置は、位相角の測定が可能なため、骨折後の回復の予想などができるようになります。
多くの英語論文で使用されている
大型の体成分分析装置は、世界各地から発表されている多くの英語論文で使用されており、国際的な信用が高いと言えます。
最上位機種の特徴
体全体や各部位の水分量と水分の不均衡が測定可能
大型の体成分分析装置の中で最上位機種は、体全体だけでなく、右腕・左腕・体幹・右脚・左脚などの部位別の水分量を測定することができます。
さらに、これらの体水分均衡も測定することが可能です。
この機能は、特に女性に多い下半身の浮腫みの評価に大いに有用です。
整形外科クリニックでの活用法
以上のように、大型の体成分分析装置は、筋肉量や体脂肪量を高精度に測定することが可能ですが、エメラルド整形外科疼痛クリニックは、以下のように活用しています。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は生活習慣病であるため、骨粗鬆症と診断された場合には、骨が脆くなり骨折しやすくなっているだけではなく、サルコペニアといって筋肉量が低下していたり、血管年齢が高くなっている可能性があります。
そのため、骨密度検査(骨の強さを測定)に加え、ご希望された方には、大型の体成分分析装置で、全体および右腕・左腕・体幹・右脚・左脚の筋肉量や体脂肪量を測定するだけでなく、位相角による筋肉の質などを測定し、治療に役立ています。
筋肉量・体脂肪量測定器
現在、2025年4月中旬の稼働に向け、使用予定期のデモを行っている最中です。
筋肉量・体脂肪量の測定をご希望の方
筋肉量や体脂肪量の測定をご希望の方は、受付あるいは院長にお伝えください。