「骨粗鬆症のガイドライン」についての続きです。
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」では、食事については、わずか2ぺージの記載です。その内容をご紹介します。
まず、「ガイドラインが推奨する食品」は、
・カルシウムを多く含む食品(牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品)
・ビタミンDを多く含む食品(魚類、きのこ類)
・ビタミンKを多く含む食品(納豆、緑色野菜)
・野菜と果物・タンパク質(肉、魚、卵、豆、牛乳・乳製品など)
です。
反対に、「ガイドラインが過剰摂取を避けた方がよいとする食品」は、
・リンを多く含む食品(加工食品、一部の清涼飲料水)
・食塩・カフェインを多く含む食品(コーヒー、紅茶)
・アルコール
です。
そのほかに、カルシウムについては、
・1日700~800mgのカルシウム摂取を推奨
・食事から600-800IU (15-20μg)のビタミンDを摂取することを推奨
・カルシウム薬やカルシウムサプリメントを摂取することにより、心血管疾患のリスクが高まるため、1回に500mg以上を摂取しないことを推奨
・1日に15分程度、適度な日光浴を推奨
などが記載されています。
さらに、
・ビタミンK(推奨摂取量 250-300μg)については、緑黄色野菜、納豆に多く含まれているため、これらの食物からの摂取を推奨
・マグネシウム、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸については通常の食事で摂取可能であるため、少ない場合にはビタミン薬やサプリメントの使用を考慮することを推奨
とも記載されています。
なお、これらの内容のうち、肉・魚・卵などの動物性たんぱく質と、牛乳・乳製品については、後述するアメリ合衆国が推奨する「ダイエタリー・ガイドライン」とは真逆の内容です。
エメラルド整形外科疼痛クリニック
札幌市北区で麻生駅に近接し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法(漢方薬、バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
・骨粗鬆症:『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
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