【骨粗鬆症】第7話:骨の強さは、骨密度が70%、骨質が30%

前回、
「骨粗鬆症は、骨密度が低下し骨質が低下してしまった結果、骨強度が低下し、骨折しやすくなった状態」
と、お話しました。

骨強度とは骨の強さのことであり、骨密度が70%、骨質が30%、影響します。
そして、骨密度は医療機関にある骨密度測定器で測定が可能です。

ここで1つ、困ったことが出てきます。

それは、
「骨質は、現在の医療技術では測定はできない」
と言うことです。

30%の影響を及ぼす要素が測定できない、つまり「わからない」ということです。
そうなると、骨粗鬆症の「正確な評価」は「残念ながらできない」ということになります。

そのために、やむを得ず、
「骨粗鬆症は、骨密度の測定結果と、結果として骨折が起きたかどうかしか評価できない」
状況となっています。

つまり、一言でいうと、
「あまり信頼できない」
と言うことです。

さらに、後ほどご説明する、ステロイドが原因で発症するステロイド性骨粗鬆症や、最近、男性で増えている新型骨粗鬆症は、骨密度があまり低下しないけれど骨質が低下するタイプの骨粗鬆症ですので、より注意が必要です。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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